・60年以降生まれ、子を持たない夫婦の思い |
・子供「持てる数」は2人 |
・子供が好きになれない |
60年以降生まれ、子を持たない夫婦の思い [2003/3/14朝日新聞参考] 国が少子化対策として妊娠支援策に乗り出したのは、昨年の国の将来人工推計も発表がきっかけだった。これまでは子を持たない主因は晩婚化と考えられていた。しかし、将来人工推計では、晩婚でなくても子を持たない人が増え、少子化に拍車をかけることが指摘された。 ○子にも高学歴期待?「夢託す自分が怖い」 バブル崩壊後の心理的影響の可能性をあげる。また、高学歴の男性は自分の子にも高学歴を求める傾向があるのではないかと推測する。 大学院卒、大卒の人に聞いてみた ケース1 7年前に同じ年と結婚。教育費は気にしない会社員(35)。 「頑張ってもできなかったら嫌だからかな。高齢出産は大変と聞く。傷つくのが怖いからかな」 ケース2 9年前に同級生と結婚。独立を目指してバイト中の男性(35) 妻が欲しがるたびに「君が子育てするならいいよ」と告げる。会社員の妻が自分を頼るつもりなのは知っている。ただ、妻が子育てすべきだというのではない。自分の両親が子供のことでけんかしたことで「子供は親を選べない。なのに親の愛憎を受ける。そんな体験を再生産させたくない」と語る ケース3 11年前に1歳年下の会社員と結婚。大学教員(39) 欲しくないことはないものの、「私の親のように私自身も子供に夢を託し、子供で自分の能力を証明しようとするかも。それが嫌だ」と語る。 ケース4 10年前に結婚した会社員(40) 結婚直後に転勤になり、働きつづける妻とは別居結婚が続く。5ほど前妻に「いなくてもいいよね」と聞かれた。改めて考えたのは時間。読書に仕事に自分の時間を使いたい ○妻の働き方も影響?「気づけばこの年」 都市部では結婚後も働きつづける女性が増えている。そうした就労形態の変化が影響を与えているのではないか?子供のいない共稼世帯の割合はここ10年急増中。妻が25歳〜34歳の場合91年は10.6だが01年は17.6%だ。 ケース1 大学卒業後働きつづける女性(37) 「仕事を優先し、気づいたらこの年。今から出産はちょっと」と話す。「欲しくないことはない、でも是が非でも欲しいかと聞かれると、私自身が 未熟で親になる資格がないとも思う」 ケース2 パートで働く女性(32) 子供が出来るまでと働きつづける。夫の年収だけでは生活が少し苦しく、このまま続けようかと迷う。 ケース3 17年前に結婚した会社員の女性(40) 夫の給料だけではやりくりできず、働きつづけた。夫に「リカちゃん人形を欲しがるのと同じだ」「二人の関係によくな」と言われた。「いなくても負けないと強がっています」「子を思うエネルギーを夫との生活に使いたい」と話す。 ケース4 パート勤務(35) 不妊治療は辛くて断念。仕事はやりがいを感じる限り続けたい。最近子供を欲しがる夫に「私達は子供がいなければ幸せになれない夫婦なの」と答えた <社会意識調査>子供「持てる数」は2人 内閣府 子育てについて、「楽しいと感じることの方が多い」と答える人が全体では過半数に達する一方で、未婚者の場合は男女とも3割を下回っていることが、内閣府が8日付でまとめた「社会意識に関する世論調査」で分かった。「何人の子供を持てるか」との質問では、年齢が若くなるほど少なくなる傾向が見られ、20代は男女とも2人を割り込んだ。若い世代の子育てへの不安がうかがえ、少子化傾向が当分続くことも予想される。 調査は昨年12月、全国の成人男女1万人を対象に実施、6798人から回答を得た。調査は31回目だが、子育て関連の質問は今回が初めて。 調査によると、子育てに関する意識では、「楽しいと感じることの方が多い」51.1%、「楽しいと感じることとつらい」と感じることが同じくらい」32.4%、「つらいと感じることの方が多い」5.9%だった。ただ、未婚者に限ると、「楽しい」は男性28.2%、女性27.9%にとどまった。未婚女性では、「楽しいとつらいが同じくらい」が35.5%で、「楽しい」を上回った。 子育てがつらいとした理由(複数回答)は、教育にお金がかかる(51.6%)▽自分の自由な時間がなくなる(29.8%)▽体力や根気がいる(28.8%)の順だった。 子供の数では、「理想の数」は3人(45.2%)が最多で、平均は2.62人だった。これに対し、「実際に持てる、あるいは持った数」は2人(45.5%)が最も多く、平均も2.31人にとどまった。「持てる数」は年代別では、20代が最も少なく、平均で男性1.96人、女性1.92人だった。都市の規模別では、大都市になるほど、「理想の数」も「持てる数」も、少なくなる傾向が見られた。 【中田卓二】(毎日新聞) [3月8日20時16分更新] 子供が好きになれない [2003.3.20 日本経済新聞参考] 「赤ちゃんを可愛いと思えない」「小さいな子供が好きになれない」と感じている女性が増えているようだ。 ケース1 社会人になったAさんは同じ年の12人の教育関連の仕事に就くメンバーが多いゼミの仲間のうち2人から「子供がどうしても好きになれない。将来子供を産むつもりがない」と聞いた。 二人のうち一人は「小さいころから、親に十分な愛情を注がれてきたという記憶が無い。自分が子供を産んでも、愛情を持って接する自身がないし、かわいいという感情もわかない」というのが言い分だ ケース2 学生時代から「子供は好きになれない」と訴えてきた会社員のCさん。企業に就職し仕事を続けて40代を迎えた。仕事はほぼ順調だったし、夫もCさんのライフスタイルを理解している。最近は子供について考えることすらない。 内閣府は「社会意識に関する世論調査」をまとめた。(20歳以上の男女6800人)
「時間がなくなる」「体力がいる」と選んだ女性が男性より多く、20代や30代で男性より15%も多かったことが注目される。子供が好きになれないと感じる女性もここに含まれているとみてよさそうだ。 国立社会保障・人口問題研究所の部長は「女性にとって仕事などを通じて自己実現が、出産・子育てよりも重みをもちがちな今の時代の価値観が根底にある。この結果、子供への思いが、好き嫌いという感情として出ているとすれば根が深い問題だ」と指摘した。 ケース1のもう一人はゼミで児童虐待を詳細に調べていくうちにその気持ちを更に強めたと言う。至った結論は「子供を産んだとしても自分が虐待しないという自身が全く無い」だった 恵泉女学園の教授は 1. 30年ほど前には社会的規制が厳しく口に出来なかった子供嫌いについて、最近は堂々と言えるようになった 2. すぐ結果がでるわけでない育児のゆったりしたリズムに若い世代が対応できなくなった 3. 育児の負担がむしろ過重になっていと指摘する −おおざるの意見− 晩婚だから子供を作らないのではない。「金、時間、体力」が子育ての重要ファクターだとおおざるは常に言ってきた。その証拠というべきものがこれらのケースであり、意識調査である。 しかし、その三条件以外のケースがあるようだ。 それは、精神的未成熟である。「バブル世代は失敗し傷つくのを極端に恐れる」という説を聞いたことがある。高学歴のものは挫折に弱いのかもしれない。 子供が嫌い・・・ 物や動物に「愛着を覚える」と言うことは誰でもあるだろう。どうして、愛着がわくのだろう?それは、いつも心のどこかで存在を気にして、一緒にいたり、使ったりすることや、時には一緒に苦労したりするからではないだろうか?では、なぜ子供に愛着=好きという感情ができないのだろうか? 保育園に預けたいという理由でミルクで育て乳離れを早めたり、離乳食は市販のもので済ませ、自分だけが遊びたい、仕事をしたいという理由で自分の両親や幼稚園.保育園に子供を預ける。そんな理由で子供と接する時間が短くなっていないだろうか?今の30代は兄弟は2,3人が多い世代だろう。そうなると、赤ちゃんに接する期会はほとんど無かっただろう。となると、赤ちゃん嫌いになるのは必然だ。 実はおおざるも子供が大嫌いだったのだ。でも、自分の子供が出来てから、180度変わった。毎日病院に通って自分の子供を見て、退院後1週間会社を休んで妻と子供を世話したこともあるのかもしれない。子供がとても可愛く思えるようになったのだ。母性本能は子供と接することによりホルモンが分泌され芽生えるそうだが、父性も同じなのだろう。日本の男性が子育てしないのは赤ちゃんの時に十分接していないのが一つの原因なのだろう。 それにしても、子育てが大変だから子供を作らないという結果が出ても、子育て支援が遅れているのはなぜなんだろう?少子化対策なんて実はあまり検討していないのではないだろうか。 ところで、仕事重視の男性を非難する女性が昔多かったが、女性がその男性と同じ道を選んだのはどうしてなのだろうか? |
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