3歳時の生活慣習…富山医薬大の研究


子どもの肥満は、3歳時の生活習慣の乱れが原因。そんな研究結果を、富山医科薬科大などの研究チームがまとめた。子どもたち約1万人を7年間追跡調査して分かった。小児肥満は、大人になってからの心疾患や高血圧の原因とされ、関根道和・同大講師は「乳児からの予防策が大切なことを裏付けた」と話している。

調査は、富山県内の1989―90年生まれの約1万人を対象に、3歳時、小学1年時、4年時の3回にわたり体格測定を行い、同時に子どもたちの両親に生活習慣、家庭環境についてアンケートを実施。国際的な基準で「肥満」とされた子、そうでない子の両グループのデータを比較した。

すると、3歳時に「朝食を時々食べる」「おやつの時間を決めていない」と答えたグループは、「朝食を毎日食べる」「おやつの時間を決めている」グループより、小学4年時に肥満になる例が1・2―1・8倍多かった。また、3歳時に、睡眠時間が11時間以上だったグループに比べ、9時間未満のグループは、肥満が約1・5倍多くなり、睡眠量が少ないと肥満になりやすいことも判明。

国民栄養調査(97年)によると、小中学生の約10・7%が肥満で、78年の7・2%から増加傾向にある。

(読売新聞)[2月1日16時0分更新]


−おおざるの意見−
近頃ワーキングマザーの合言葉に「「三つ子の魂百までも」の諺は嘘」がありますが、全てが嘘ではないということの一つの例になりますね。虫歯になる原因のミュータンス菌は「三歳まで口の中になければ一生虫歯にならない」という説とともに幼児の生活習慣を見直すきっかけになればいいと思います。

それにしても、睡眠時間が多い子ほど肥満が少ないのは驚きです。大人だと逆なんですけど。「成長するのは寝ている時」という話を聞いたことがありますが、寝ないと縦に成長しないで横に成長するんでしょうかね(笑)。「食べて直ぐ寝ると牛になる」という諺は誤りなのかな?


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