高校3年生の経験率「4割」

[2002.7.27 毎日新聞参考]
高校3年女子46%、高校3年男子37%。東京都幼小中高心性教育研究会が高校生役3100人にアンケートをとった結果を発表した。前回99年の調査から比べると、男子は大差が無いが、女子は7ポイント増えた。

地方はどうか。「ぐんま思春期研究会」が00年に群馬県の高校生5900人に聞いた調査によると、高校3年男子45%、女子41%と東京の99年調査を上回った。

同研究会副会長は
「都市部のほうが経験率が高いのではとの先入観があるが、決してそうではない。好奇心や満たされない何かを埋めようとしてセックスする子が多いのではないか」と話す。

経験率は話題になるが、どんなセックスをしているかは見落とされがちだ。産婦人科に来院した未婚女性2700人に聞いた調査でも、10代と20代では性行動に違いが出た。

初交年齢は
18歳(当時)は15.8歳
23歳(当時)は17.7歳
28歳(当時)は19.9歳
と年々早くなってきた。

「コンドームを必ず使う」は
10代   10%
20代前半 13%
20代後半 17%

過去1年間のセックスの相手
10代     2.4人
20代前半  2.0人
20代後半  1.5人


そうした性行動は、性感染症の感染率に反映する。性交経験が早い人ほどクラミジア感染症になっており感染率は、10代で平均31%、20代で 20%

ではなぜセックスをするか。
中学のときセックスをした男子は高校に入り部活や勉強に熱中するようになったら無縁になった。
中学に経験した女子高校生は「私には存在意義がないのでは」
とメールを打ってきた。

この産婦人科医は、そんなやりとりから「中高校生はセックス以外に楽しみが無いのでは」と思うようになったと考えた。「今の十代は会話が続かないし何か夢中になる経験も与えられていない。その点セックスは安易に人とコミュニケーションしたような気になれるんです。

「なんだか寂しい」といった気持ちがセックスに走る要因ではないかと分析している。



−おおざるの意見−
1987年の調査からたった15年で高3男子生徒が10ポイント、女子生徒がなんと27ポイントも増えてしまった。

問題は性感染症もあるが、セックスを「寂しい。することがない」といった理由ですることだ。
昔、都会より田舎の高校生のほうが経験率が高いといった噂をよく聞いたことがある。理由は「田舎は遊ぶ場所が無いから、セックスするしかない」という理由だった。

おおざるの口癖で「日本人は遊び下手。人にどう思われるかだけを気にして自分がない」と言っているのだが、どうやら高校生にも当てはまりそうだ。自分で何がしたいか、何が大切か、何が必要かを自分で判断できないのだろう。

寂しいと思うこと自体、自分が無い証拠だ。自分に自信が持てるような教育をしなければいけない。

 


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