少額の恐喝「仕方がない」45.9% 仙台の中高生

[河北新報 2002年06月10日 参考]

友達や知人が通行人を脅して金を巻き上げる恐喝をした場合、仙台市内の中学、高校生の45.9%は「少額であれば仕方がない」などと容認する考えであることが、仙台中央署の意識調査で10日までに分かった。

恐喝の誘いに対しては、7割以上が「はっきり断る」「友達にやめるように言う」と回答したものの、同署は「恐喝の被害者は額に関係なく怖い思いをする。地域や家庭と協力して、規範意識を高めていきたい」と、モラル向上の必要性を訴えている。

調査は犯罪や不良行為に対する中高生の考え方を調べ、増加する少年犯罪対策に役立てようと実施した。
昨年10―11月、仙台市内の中学3校と高校5校の男子生徒683人、女子生徒585人から回答を得て、このほどまとめた。

それによると、
恐喝行為の被害が比較的少額だった場合
言い訳にならない 54.1%
それ(少額)なら仕方がない 45.9%

言い掛かりをつけてきた相手から金を取った
それは言い訳 53.2%
仕方がない 46.8%

もちろん、恐喝行為そのものに対しては、生徒の大半が否定的。
(1)友達に誘われた。(2)帰りの電車賃がなかった―などが理由の場合でも、約9割が「それは言い訳」ときっぱり。

恐喝の誘いにも「はっきり断る」(39.4%)が最も多く、「やめるように言う」(35.9%)が続いた。ただ、「自分は断るが友達は自由」も20.0%に上り、他人への無関心さもうかがえた。

調査ではまた、少年犯罪が増加している理由として「イライラすることが多いから」(61.3%)がトップになった。


−おおざるの意見−
他人からお金を奪うことの善悪を語ることは意味が無い。悪いに決まっている。しかし、「悪いに決まっている」ことが半数の生徒にとって、非常識であることが恐ろしい。

犯罪理由の「イライラ」とは何が原因なのか?

前に書いた、家庭の「放任主義」や自分の夢を押し付ける「過度の要求」「過干渉」 のため、自分自身のマインドコントロ
ールができないのか?イライラの発展系が「切れる」ということならまさしく上記の原因が理由になるのではないか。

結果には男女比がなかったが、女性も攻撃的な回答が多かったのだろうか?興味がある。

ところで、こういうアンケートの方法だが、お役人や新聞社が「アンケートお願いしま〜す」といってやるより、「いろんな職種の民間人が生の生徒の声を聞く」といった方法を一度でいいから採用して欲しい。

おおざるも高校生と話してみたい。

 



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