能力主義人事半数越す
[2002.6.26 日本経済新聞参考] 厚生労働省のまとめで、「能力主義を重視する」と回答した企業は55.9%で、調査を始めて初めて半数を超えた。 調査対象は従業員300人以上の企業5800社対象に73.9%の約4300社から回答があった。 「能力主義の重視」は55.9% 「年功主義の重視」は0.8% 「終身雇用制度を重視」8.5% 「終身雇用制度にこだわらない」48.6% 長年の労働慣行が崩れつつあることを裏付けた。 一方、二社に一社が人事考課制度を導入しているものの、88.8%が「運営上、問題点がある」と回答。 具体的な問題点は 「質の異なる仕事をする社員の評価が難しい」 51.7% 「考課者訓練が不十分」 49.4% 「考課基準が不明確または統一が難しい」42.8% また三割強が「三年以内に制度の見直しや改定を行った」としている。 −おおざるの意見− 欧米の制度が常に正しいとはいえない。しかし、その制度を積極的に取り入れている。これは正しいからか? おおざるは今の「能力主義の重視」は企業にとって給与削減に利用しているとしか思えない。つまり、個人の悪い部分だけ取り上げて、給料アップを防ぐという目的にだ。 その証拠にメーカーの技術者は「年収1千万超える給料をもらえる人数が減った」という記事を読んだことがある。 能力主義といっても評価するのは人間。仕事が個人個人でそれぞれ具体的名結果が出る仕事ならいいが、そうでなければ意外に落とし穴が多いのでは? ひょっとして昔以上に上司に媚びを売る必要が出るかもしれない。
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