家庭の教育力低下

[2002.7.13 朝日新聞参考]
子供を持つ人の7割近くが「家庭の教育力が低下した」と感じていることが、国立教育政策研究所の全国調査でわかった。同研究所は「しつけが手薄になっていることがうかがえる」としている。

調査は2001年10月。子供を持つ全国の25〜54歳の男女1万2千人に依頼し、3859人から回答を得た。

家庭の教育力が低下した
「その通り」「ある程度そう思う」  67%  45歳以上で67%、34歳以下では55%

低下の理由として
「過保護、甘やかしすぎや過干渉な親の増加」との回答が多かった

子供を激しくしかる場面
25〜34歳 35〜44歳 45〜54歳
うそをついた 44% 55% 62%
お礼や謝罪をしない 15 19 15
言いつけを守らない 8 14 19
後片付けをしない 8 9 10
物を粗末にした 39 27 23
暴力をふるった 23 15 9
わがままをいった 7 12 17
弱いものいじめをした 31 30 22



-おおざるの意見−

この結果をみる限り、決して家庭の教育力が低下したとは判断できないのではないだろうか。

なぜなら、
45歳〜54歳の昔子育てした世代が叱る場面の特徴は、嘘・いいつけ・わがまま
25歳〜34歳の現在子育てしている世代の特徴は、物をそまつにする・暴力

である。

はたしてどっちが子育てに重要だろうか。おおざるは後者だと思う。はっきりいって、前者は自分の都合にあわせた教育でしかないし、それは教育ではない。

また、最近の子育てがそうなった理由の一つに育児書がある。育児書を読むと、この頃はうそをつく年ごろであり時間が解決するといったような説明がある。更に、そんな子供のうそを本気で叱る必要がないと判断しているのだ。わがままだって、子供がわがままのは当然。わがままでないほうが不気味だ。

それよりも、昔の子育てした人たちが暴力に対して甘すぎたことが、今の社会を作ってしまったと考える事も出来る。

ということで、
一概に教育力が低下したとは言えないと思う。


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