本選び、余裕ない親
[2002.10.23 毎日新聞参考] 「どんな本を与えたらいいの」絵本や児童書を前に親は悩む。「クレヨンハウス」は先月、22年ぶりに本の定期便、ブッククラブ「絵本の本棚」を一新した。 年齢や関心に応じ、16の選本コースに細分化した。 発達にこだわらず自由に楽しむのが本の世界のはず。そうした考えは時代に合わなくなってきたのか。 −おおざるの意見− マスコミの影響ではないだろうか。最近の「読書離れ」 のニュースに踊らされていないだろうか。 「本を読め」と言っても本好きになるわけではない。その上無理に背伸びした本を与えても、楽しくなければ逆に読まなくなってしまう。本屋さんや図書館に行って、本人が興味あるものを読ませてみることがいいのではないだろうか。 一人っ子が多く、完璧な子供に育てたい気持ちの現われだろうが、親の期待が大きいほどそのことがストレスになり、「切れる子供」になりやすいことを頭に入れたほうがいい。 だいたい、親が本を読む習慣がない環境で、子供が本好きになるのか?まず親が本を読まないと。
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